先日福岡県糸島市で出張買取したブルース、ソウル、ロック、ジャズ、
さらにブラジル音楽やレゲエのレコードもありましたが、
中村とうようが解説書いているレコードも多く、
YouTubeで久しぶりに中村とうようのラジオを聞きました。
やはり、とうよう氏のワールド・ミュージックの紹介は楽しく、分かりやすく、
お勉強的なアカデミックな表現ではなく、
聞いて楽しい「音を楽しむ=音楽」が根っこにあることを強く感じました。
それで中村とうよう氏とラッパーのパブリック・エナミーのチャックDの対談を改めて読みました。
そこでとうよう氏は「ラップ=言葉で、黒人の素晴らしさを表現するのではなく、
1960年代のオーティス・レディングは歌声、リズム、
音楽のダイナミズムで黒人の素晴らしさを表現していた」と。
今の世の中ツイッターやらコメント欄など、言いたいこと、抗議することは、
直接的に書き込んで、言いたい放題、
品性や趣もない秩序なき社会で、
この35年前の対談から、さらに言葉が氾濫している状況です。
現代社会において黙りを貫くことは難しい時代になりました。
僕は1980年代後半ロックを聞き始めて、
ミュージシャンの言葉をカリスマ化し崇めるロック文化にすぐ嫌気がさしました。
そこからすぐに90年代初頭、
音楽が良ければ何でもありなクラブ=DJ文化が芽生え始め、
すぐにそちらに移行しました。
言葉が氾濫する現代において、色々な人の意見が飛び交う中、
私も自分の五感を信じて、言葉に惑わされないよう、
私の好きなもの、オーティス・レディングやそれ以前のソウル/R&B、
とうよう氏が好きだったインドネシアの「クロンチョン」などを聞いています。
それが「シティポップ」であっても、
自分の判断で、できるだけ音のみを追求していき、レコードやCDを販売したいと思います。
しかしながら、商売だけに、そうは言っても、強く言えないのですが…。
ジャズ、ロック、ソウル、ブルース、R&B等のレコード、CD、買取、出張買取、
店頭(持ち込み)、宅配買取致します。
福岡市の中古レコード屋・中古CD屋アッサンブラージュ。