福岡市早良区でのレコード出張買取でクールなヒップホップとジャズが多かったのですが、ジャズはわりと定番とかファンキーなネタものが多かったのです。
久しぶりに90年代、私が若かりし頃のヒップホップ聴くと、若気の尖り感が蘇ってきて、DJものでしたので、傷の再生チェックしてたのですが、当時聴いたことなかったこの2組がとてもクールでした。
ギャングスター「Step in the Arena」
まずはギャングスターの「Step in the Arena」。
DJプレミアですね。
サンプリングにジャズのレコードを頻繁に使ってます。
しかし、プレミアは当時聞かず、ネイティヴ・タンとか聴いていた。
デ・ラ・ソウルとかクイーン・ラティファとか。
しかしこっちのギャングスターがこんなに良いとは。
グールーのラップも非常にクールです。
スリック・リック「The Ruler’s Back」
続いてはスリック・リック「The Ruler’s Back」。
とにかくラップがスムーズで、すぐ捕まってしまったのかな?
確か、スヌープとかドレイの元祖みたいな扱いうけてたと思う。
これもクールでいてダンサンブルでラップがスムーズ。
ヒップホップは1989年から1991年ぐらいの頃って、ちょうどロンドン・アシッド・ジャズ辺りと被るぐらいでしょうか。
イギリスではスタイル・カウンシルとかテレンス・トレント・ダービーがジャズとかソウルぽくて活躍してたと思う。
1990年代ヒップホップとフリー・ジャズ
個人的に現在フリー・ジャズを聴いてます。
BLUE NOTEなどのブレイク・ビーツものもわりかしアシッドな気分になるのですが、フリー・ジャズといえば前回エリック・ドルフィー、ジョン・コルトレーン、サン・ラなど紹介しましたが、今回はオーネット・コールマン「ジャズ来るべきもの」。
このアルバムですがオーネットのフリーなサックスが強烈なイメージでしたが、曲も改めて聴くと、変なリズムだったり、変な曲構成だったり、突拍子もないアドリブ・ソロだったり、なんかヒップホップと同じくらいブラック・ミュージックの香りがします。
1950年代のオーネットの尖った感性は、1990年代のDJプレミアやスリック・リックとなんら変わりのないものだと思います。
同じく殻を破ったクールでワイルドな者たちなのです。
ここで私がオーネット・コールマン「ジャズ来るべきもの」をXで呟いたものをまとめてみました。
オーネット・コールマン「ジャズ来るべきもの」
サックスはフリーキーだし、ドラムブレイクみたいのあるし、とにかくヘンテコな音の不協和音、ヒップホップのレコード最近ずっと聴いてるが、全く遜色ないというより、ずっと未来的な感じがする。
最近色々考えが煮詰まるが、オーネット・コールマンとエリック・ドルフィーの天然的なフリー・ジャズが一番トランスできる。世の常識とかに煮詰まったら絶対お勧め。より大音量で聴くのが良い。
エンジニアはボーンズ・ハウ。
エルヴィス・プレスリーのTVスペシャルのプロデューサーである。
ハウが初めてエルヴィスに関わったのは1956年。
それから3年後オーネットとは。
サンシャイン・ポップの製作に関わり、まさに時代の先端を行った人。
やけに音の抜けが良いのはボーンズ・ハウの録音だからか。65年前の音に聞こえない。
当時のアトランティックはレイ・チャールズとかコースターズなどR&Bの録音に長けており、フリーキーなサックスやチャーリー・ヘイデンのベースなどの太い音に合う。
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福岡の中古レコード屋「アッサンブラージュ」。