2月も中旬で、相変わらずの寒さですが、段々と日が長くなり、17時以降も明るくなって、お客さんの足取りも軽くなったのか、来店、レコードの買取増えております。
福岡市城南区、早良区、西区レコード買取
福岡市城南区、福岡市早良区、福岡市西区からレコードの持ち込み買取がありました。
レッド・ツェッペリン、ローリング・ストーンズ、ディープ・パープル、クイーンなどのロック、山下達郎、松原みきなどのシティ・ポップなどのレコードです。
今回レコードを買取したレッド・ツェッペリン、ローリング・ストーンズも含みますが、絶賛、アトランティック・レコードにハマっていますが、所謂大御所ロックやソウルではなく、アトランティックには渋い名盤もありますので、それを紹介したいと思います。
マスルショールズ、アメリカン・スタジオなどで録音されたものやエルヴィス・プレスリーのスタックス録音のような音が満載です。
「3614 ジャクソン・ハイウェイ」
シェールの1969年のレコードです。
プロデュースはアリフ・マーディン、ジェリー・ウェクスラー、トム・ダウド。
録音はマッスル・ショールズ。
シェールはもちろん、歌手として、あるいは女優として、大活躍した大物ですが、この作品は錚々たるメンバーバックを務めたブルー・アイド・ソウルの大名盤です。ボブ・ディラン、アレサ・フランクリン、オーティス・レディング、ダン・ペンの曲を堂々たる歌唱で歌っています。
僕の好きな演奏は「プリーズ・ドント・テル・ミー」のゆるいギター、「クライ・ライク・ア・ベイビー」のリズム隊とホーン・セクションのタメの部分、サビの部分のギターです。
ミュージシャンはマッスルショールズでほぼ固定されているのかな。
ロジャー・ホーキンス、デヴィッド・フッド、バリー・ベケットのリズム隊に、ギターはエディー・ヒントンとジミー・ジョンソン。
「ダスティ・イン・メンフィス」
ダスティ・スプリングフィールドの1969年のレコードです。
プロデュースはアリフ・マーディン、ジェリー・ウェクスラー、トム・ダウド。
録音はアメリカン・スタジオ。
「3614 ジャクソン・ハイウェイ」と同じく1969年に発売されたこのレコードはエルヴィス・プレスリーのメンフィス録音やゴールド・ワックスで有名なアメリカン・スタジオでの録音。
こちらはよりストリングスやスウィート・インスピレーションズのコーラスも加わった柔らかな風味もあるソウル・サウンド。
メンバーはリズム隊がトミー・コグビル、ジーン・クリスマン、ボビー・エモンズ、ボビー・ウッド、ギターはレジー・ヤングです。
先日フリー・スタイル・ラップ・バトルを見ていましたら「プリーチャー・マン」の出だしのレジー・ヤングの渋いギターとトミー・コグビルのベースの部分をDJがビートに使用してました。
今の若者にも受ける渋いフレーズが連発されるアルバムです。
何より凄いのはジェリー・ウェクスラー曰く「ダスティの全く外すことのない歌唱」です。
「デラニーよりボニーへ」
デラニー&ボニーの1970年のレコードです。
プロデュースはアリフ・マーディン、ジェリー・ウェクスラー、トム・ダウド。
録音はニューヨークのデッカ・スタジオなど。
スワンプ・ロックの雄、エリック・クラプトンやベンチャーズのジェリー・マギーも在籍した男女デュオのデラニー&ボニー。
こちらの演奏陣はエルヴィス・プレスリーのバンドTCBのロン・タット、ジェリー・シェフ等のリズム隊に、さらに旧メンバーであるボビー・ウィットロック、ジム・ゴードンなどデレク・アンド・ザ・ドミノス組、さらにメンフィス・ホーンズ、そしてデュアン・オールマンの参加、後のクラプトンとウィットロックに通じるサム&デイヴ並みの勢いある曲など、デレク・アンド・ザ・ドミノスをソリッドでファンキーでゴスペルにしたかのようなサウンドを聞かせます。
「スティッキー・フィンガーズ」
先にあげた3枚全てはアリフ・マーディン、ジェリー・ウェクスラー、トム・ダウドの仕事です。
1969-1970年、アトランティック全盛期の音であるアレサ・フランクリンなどのソウルをロックにしたかのようなサウンドを満喫できます。
これほど充実したアメリカ南部を下敷きにしたロックは、ローリング・ストーンズのアトランティックとの契約後発売された1971年の「スティッキー・フィンガーズ」で完成したと思います。
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福岡の中古レコード屋「アッサンブラージュ」。