店舗にもフランク・ザッパやイギー・ポップなどのヒップなロックや、ブルースのレコードを持ってくることも多くなり、ネット通販以上に売れていく感じがします。
もっと店のレコードを充実させていくためには皆さまからの買取が必要です。
福岡のレコード・マニア・コレクターの皆さま、ぜひ、買取おまちしております。
今回の1920年代ルイ・アームストロング考察は、ディキシー・ジャズの第一人者である外山喜雄・外山恵子夫妻の書籍からです。
外山喜雄・外山恵子「ルイ・アームストロング」
「ルイとアール・ハインズのコンビネーションは、二人のデュエットで吹き込まれた『ウェザー・バード』、そして、この時期の最も有名な演奏『ウェスト・エンド・ブルース』に、その極め付けを聞くことができる。
天才二人の出会いは、評論家の中にはジャズ史を変えた曲と言うものもいる。
『リンカーンの演説は2分で、サッチモの演奏3分でアメリカの歴史を変えた!』と」。
「『ワイルド・マン・ブルース』はブルース調の哀愁を帯びたメロディーを、ヤング・ルイのトレード・マーク、ブレイクソロをふんだんに入れ、当時も今も最先端ともいえるような和音の解釈で、ルイは自由自在のアドリブを展開している。
20日前に、ジョニー・ドッズのグループとの録音があるが、比較すると、皆驚くほど違ったソロ…ルイの独創性の凄まじさを感じる」。
「『タイト・ライク・ジス』1928年サボイ・ボールルーム・ファイヴの録音。
単純な和音の繰り返しの中、サッチモの自由自在なアドリブ展開がピカイチの曲である。
ニューヨークのフレッチャー・ヘンダーソン楽団で共演、名編曲者となったドン・レッドマンの女性っぽいコミカルな掛け声も入るユニークな魅力あふれる演奏だ」。
丸山繁雄「ジャズ・マンとその時代」
ジャズ・ボーカリストであり日本大学芸術学部音楽学科の講師である丸山繁雄氏の書籍から。
「1927年の『i’m not rough』ではロニー・ジョンソンのギターは、後のR&Bやロックンロールさえ彷彿させる。
連続する三連符やチョーキングを駆使したソロをとるブルース・ギターそのままをジャズに取り入れたものといえる。
それに続くルイのボーカルはまさに『本物』のブルースである」。
私「そして私はロニー・ジョンソンの1925年からのブルースCDを本日購入した。
流れるようなメロディは美しい。
ルイが後のモダン・ジャズに通じる他演奏者とのソロの掛け合いを対等に演じたのはアール・ハインズだけでなく、ロニー・ジョンソンも然りである」。
「『ロンサム・ブルース』ルイ アームストロングは絶品ともいうべきブルースを歌い上げている。
まさに正真正銘、伝統的なブルース唱法である。
深くブルースを理解し、ブルース唱法を身につけたルイのボーカル・スタイルが、彼のトランペットの『歌い口』を決定したのである」。
私「ルイは『ザ・ラスト・タイム』で、後のR&B歌手のジョー・ターナーに繋がるシャウターのような感じで歌う」。
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