大量の前衛ジャズと前衛ロックの買取
さて、レコードやCDの買取です。
福岡市西区の当店へ前衛ジャズと前衛ロックのCDの買取がありました。
先日のマニアックなプログレのCDや、フランク・ザッパのレコードと、ここ最近は前衛的なフリー・ミュージックの買取が非常に多いです。
これらのレコードやCD全て店舗に持っていくとしたら、福岡市の外れで、とんでもないマニアックな店舗ができあがると思います。
当店はネット・メインなので難しいですが、前日、ザッパのレコードを店頭で販売したらネットよりも売れました。
店頭も充実させていきたいですが、人手も時間もなく…できるだけ店舗も頑張ります!
さて、ずっと1928年のルイ・アームストロングのジャズにハマってましたが、昨日、とうとう違うレコードにハマりました。
ローリング・ストーンズの「ラヴ・ユー・ライヴ」です!
昨日、興奮して、Xに呟いたのをまとめてみました。
ストーンズの「ラヴ・ユー・ライヴ」
「『ラヴ・ユー・ライヴ』の頃の1977年のストーンズはブルースとレゲエを同時にやって、最高にヒップでカッコよすぎです。
ちょうど、映画『ボブ・マーリー:ONE LOVE』を観たのもあり、レゲエにハマったのもありますので、このように感じました。
今現在のライヴでも、レゲエやブルースやってますが、それがこのライヴでは同じルーツがアフリカにあるヒップなものとして自然に演奏から滲み出ています。
『ジャンピング・ジャック・フラッシュ』で、メンバーそれぞれの演奏が、自由で好き放題なのに、グダグダにならず、寸前のところで『曲』になってるのは、恐らく、メンバーの根っこにある原始のアフリカ音楽があってのもので、アフリカの太鼓のように、弦楽器を打楽器のように使ってるからではないかと。
その隙間を見つけては音を鳴らし続けるストーンズのメンバーは、このソウルフルなロックを代表する曲を『ポリリズムの権化のような曲』に即興で仕立てており、即興演奏が売りである、その辺のジャズなんて比較にならない、スリル満点のアドリブを展開しています」。
その後、フォロワーさんと「奇跡のアンサンブル」「演奏後の花火も、なんか凄い!」とやりとりした後、これは「ガンギマリ」だからこそなせる演奏だと結論が出ました(笑)
キース・リチャーズ自伝「ライフ」
キース・リチャーズの自伝「ライフ」によると、この頃が一番ヤク中が醜く「ステージに上がったころに目が覚めていた」。
ただ、その時期、2ヶ月の息子さん亡くなって、同じく息子を亡くしたクラプトンに手紙を書いたくだりは泣けますが…。
この「ライフ」で、この当時の音楽的に気になる記述は「ロン・ウッドはジャズのビックス・バイダーベックも、ブルースのビッグ・ビル・ブルーンジーも知ってる。
要するに基礎がしっかりできてる。
リード、リズム、二人のギタリストが識別できないストーンズならではの曲の紡ぎかた、ストーンズの垣根となるスタイルに完璧に対応できた」。
評論「ストーンズは前人未踏の境地を行く」
評論では中村とうようさんが長文を書かれている。
「群衆のざわめきの中からガシャガシャと聞こえてくる音。
リオ・デ・ジャネイロのサンバかマーチだ。
ついにサンバはストーンズまでも侵触したか」。
「今さら声やフレーズ、ビートなど分析しなくても、聞く人にスーッと入っていくまろやかな匂いというか渋味というか、それを感じれば充分」。
「このアルバムにはブルース、レゲエ、サンバ、アフロ・サイケデリックと、ブルースだけでなくもっと幅広いアフロ・ミュージックにかかわっていくストーンズが見える」。
「ストーンズは自分たちの体の奥まで染み付いたものを出していけば、渋い味わいが自然に出てしまう。
それは、年季を経た黒人ミュージシャンが到達する境地と似ている」。
ルイ・アームストロングもローリング・ストーンズも「我関せず、自由に演奏する」。
これが、問答無用に、ズバ抜けており、何もかも突き抜けた達人の域に達してると言える。
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