「ビートルズ出現前のヒップなポップ・スターたち」。暇に任せてレコード・イベントの選曲と台本を早速書いてみた。

IMG_7987中古レコード店の周年イベントやる予定ですが、レコードやCDをかけるだけでなく、イベントやるんだったら、こんな感じで喋ってみたいと暇に任せて選曲と台本を書いてみました。
題して「ビートルズ出現前のヒップなポップ・スターたち」。

店舗8年目、ネットで開設して20周年!

アッサンブラージュの大里です。
私はこちらの創始者である松本康さんのジューク・レコードで、30年以上通って、レコードやCDを買って、ルーツ音楽の虜となり、福岡市の西区に店舗を出しました。
ネット・メインですが、店舗もお陰様で8年、ネットで開設してからは20周年です!
これを記念して、親戚でもある、こちらの謙一君が、腰の重い私の尻を叩いて、今回のイベントの開催にこぎつけました。
最近はシティポップやギター・ポップなど80年代以降の音楽が主流となって、ルーツ音楽の売り上げが悪いです。
ここで、私はジューク・レコードで学んだルーツ・ミュージックを廃れさせないよう、魅力を音源をかけがら解説していきたいと思います。
ブルースはここの皆様ツワモノが多いと思いますので(笑)、それ以外のジャンルで。

ルイ・アームストロング

と言いながら、最初はブルースの女帝ことベッシー・スミスの「セントルイス・ブルース」ですが、ルイ・アームストロングがコルネットを吹いています。
このベッシー・スミスは演芸一座でブルースを歌ってた人であり、ソロシンガーとして最初に売れた人です。
このように都会で売れていたブルース・シンガーのバックにジャズのミュージシャンがつくことがあったのですが、このルイ・アームストロングは一流ビック・バンドのシカゴのキング・オリヴァー楽団、ニューヨークのフレッチャー・ヘンダーソン楽団で天才と呼ばれ、奥さんのリル・アームストロングとホット・ファイヴというスモール・コンボを組んだのですが、このスモール・コンボ内で、即興演奏によるソロをルイが吹いたんですよ。
これらの形態を考えると最初のモダン・ジャズだと思います。
ちなみにブルース・ギタリストであるロニー・ジョンソンも参加してたりします。
その演奏も良いです。
ここにピアノの天才アール・ハインズが入り、この後、ルイ・アームストロング&ヒズ・サヴォイ・ボールルーム・ファイヴとホット・セブンってバンドができて、二人のソロが素晴らしく、1928年時点で、モダン・ジャズが、より確立されています。
そのルイのトランペットの音色が、ブルース色満開で、とんでもないんです。
「ウェスト・エンド・ブルース」「タイト・ライク・ディス」です。
この2曲が素晴らしい。
中村とうよう、瀬川昌久、油井正一、皆この2曲を絶賛しています。
もう一度言いますが、ハインズというルイと対等に渡り合える演奏者を得て、この1928年のルイのスモール・コンボがモダン・ジャズを作ったと言っても過言ではないです。
ジャズといえど、強烈なブルース感覚を持っています。

チャーリー・クリスチャン

その後よりジャズの時代になっていくのですが、一般的にモダン・ジャズをの第一号と言われるのがこの1941年のチャーリー・クリスチャンのミントン・ハウスでの演奏です。
昼間はベニー・グッドマン楽団で演奏し、夜はこのようなジャム・セッションを繰り広げ、それがビ・バップを生み出しました。
「スウィング・トゥ・バップ」。
何よりドラムのケニー・クラークのアフター・ビートがより強調されてます。
チャーリー・クリスチャンのギター・ソロも凄いです。
ジョー・ガイのトランペットも見事です。
この後のジャズはバップの天才チャーリー・パーカーが登場し、さらにマイルス・デイビス、ソニー・ロリンズ、クリフォード・ブラウンらがハード・バップを確立させます。
この辺のハード・バップ誕生前の音楽は音が悪いのですが、皆様のようなルーツ音楽好きな方には大丈夫かと思います。

ライオネル・ハンプトンとルイ・ジョーダン

1944年ジャズのビブラフォン演奏者のライオネル・ハンプトンの「ヘイ・パパ・リ・バ」って曲がありまして、これはR&B時代の先駆けといわれます。
1945年のルイ・ジョーダンの「カレドニア」と共にロックンロールの始祖とも言えましょう。

ビル・ヘイリー・アンド・ヒズ・コメッツ

このルイ・ジョーダンを真似た白人歌手が登場します。
ビル・ヘイリー・アンド・ヒズ・コメッツで1954年「ロック・アラウンド・ザ・クロック」です。
このドラムの音色、アフタービート、どう聞いてもR&Bの影響大です。

エルヴィス・プレスリー

さて同時期、テネシー州メンフィスにサン・レコードというレコードがありまして、ここに吹き込んだのがエルヴィス・プレスリーでした。
この最高のボーカリストをサム・フィリップスという人は黒人音楽でもない白人音楽でもない何物でもない「エルヴィ・プレスリー」というジャンルに仕立てあげたのです。
デビュー曲「ザッツ・オールライト」です。
その後RCAに移籍して、コースターズやドリフターズなどを手がけていたリーバー&ストーラーが加わり、より黒人色を強めていきます。
「監獄ロック」。

フィル・スペクター

このようにロックンロールは大ブームが来ますが、1960年代初めに一風変わった男がいました。
フィル・スペクターです。
ロックンロールを初めてアート作品にした人だと思います。
その後ビーチ・ボーイズやビートルズに影響を与えます。
スペクターは1発録音で、楽器の数をとにかく増やし、微妙に音を変えて、一斉に鳴らすとエコーが生じ、それをギターやベースだけでなく、ピアノ、ドラムまでエコーをかけるよう、マイクの位置を考えたりしていたのです。
だから多数のマイクが色々な音を拾い残響音を残したり、モコモコとした音になったりして、徐々に音の壁になっていきます。
使用していたスタジオ「ゴールド・スター」という小さなスタジオのエコーを大変気に入り、この小さな場所に何十人ものミュージシャンがいたそうです。
エンジニアのラリー・レヴィン曰く「ウォール・オブ・サウンドとは小さな部屋で多人数が同時演奏する時の空気振動の圧力だ」と。
その決定盤がアイク&ティナ・ターナーの「リバー・ディープ・マウンテン・ハイ」です。

その後、イギリスからビートルズが登場しますので、この辺で。

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