松田聖子や中森明菜のレコード
最近のレコード買取事情12月版です。
今回気づいたのは松田聖子や中森明菜のレコードが売れなくなってきたことです。
以前なら店舗で250円で販売していると、シティポップ・ファンや、最近レコードに興味を持ち始めたお客さんが買われていたのですが、郊外の大手チェーンの古本屋さんやリサイクル・ショップでレコードを扱い始めて、簡単にこれらのレコードが購入できるようになりました。
以前は当店のような中古レコード専門店に行く必要があったのですが、福岡県内どこでも手に入るようになったので、これらのレコードが売れなくなってしまいました。
安い単価ながら、これらのアイドル・レコードは売り上げに貢献していたのですが、レコード・ブームで、何でもレコードが売れるのではと思い、多くの人が中古店に持っていくようになり、途方もなく売れた聖子や明菜のレコードは、どこの店舗でも大量に入荷し、余ってしまい、さらに同じように売れた吉田拓郎や井上陽水といった実力派のフォーク・シンガーも過剰在庫となってしまいました。
「レア盤」は名の通りレアなのです
定番を購入した後は、レコード業界で言われる「レア盤」ですが、シティポップや和モノの中でも皆「レア盤」を探しだします。
しかしながら、名前の通り「レア盤」はレアなので、殆ど流通していません。
こうなると郊外の大手チェーンの古本屋さんも、レコード・コーナー作ったのはいいが、購入するレコードもなく、見る人がいなくなる、そのような話をお客さんから耳にします。
売れるレコードはCD時代と同じ感じ
このようにして、日本の売れるレコードは、最近レコードとして発売されてる、宇多田ヒカル、椎名林檎、YOASOBI、山下達郎、竹内まりや等、一般的にメジャーなアーティストになるわけです。
結局、今回のレコード・ブームは、以前のCD時代と同じように、人気アーティストのみが、結局、売れる感じになってる気がします。
ブームと言えど、レコード・プレイヤーを持ってる人はごく一部で、ビッグ・ネーム以外はレコードで利益は出せないので、配信となり、サブスク・メインとなる、こんな感じですかね。
変わらず福岡の片隅で中古レコード店らしく
当店は福岡の片隅で、ひっそりとR&B、ブルース、ソウル、ジャズ、ロック、ワールド・ミュージックのレコードを買取し、販売して、このレコード・ブームの嵐が過ぎ去るのを我慢して待ってる状態です。
宇多田ヒカルや椎名林檎を買う層が、戦前ブルースやフリー・ジャズに行く確率は100人中1人ぐらいでしょうか?
以前と変わらず、ルーツ・ミュージックやその影響を受けたロックなどのレコードを扱って行くことに徹します。
宇多田ヒカルや椎名林檎が悪いと言ってるわけではないですよ!
実際CD持ってますし(笑)
もちろんレコードの買取依頼が来ましたら、しっかりと査定します!
福岡のCD・レコード買取致します
国内盤、輸入盤問わず、ジャズ、ロック、ソウル、ブルース、R&B、ワールド・ミュージック、日本の音楽などのレコード、CD、買取、出張買取、店頭(持ち込み買取)、宅配買取致します。
福岡県福岡市の中古レコード屋・中古CD屋アッサンブラージュ。