戦前ブルースって差別された黒人による悲しい音楽なのに、凄く力強く生命力あふれている。
元々はメディスン・ショーの旅芸人などで活躍してたブルースマンもいるし、ショーマンシップに長けたブルースマンもいるし、このブルースという音楽、特に戦前ブルースはボーカルとギターのコール&レスポンスで成り立ち、アフリカン・ルーツが一層際立ち、後のジャズやR&Bにも影響与えているが、この最中、1940年代にこれらの要素をより全面に出したブルース・ギタリストが、このT・ボーン・ウォーカーである。
このエンターテインメント溢れるブルース・ギタリストはエレキ・ブルース・ギタリストの第一人者であり、B.B.キングもこの流れにいるが、僕はブルースという枠ではなく、一般的にジャイヴと呼ばれるスリム・ゲイラードなんかに近い気がして、ゲイラードにもハマっている。
ギターを使用した黒人エンターテイナーとしてはアイク・ターナーやミッキー・ベイカーなども思い出すが、T・ボーンはボーカリストとしても一流で、歌い方はルイ・ジョーダンに最も影響を受けたと思う。
しかしながら、彼の魅力は、やはりエレキ・ギターという武器によるところが大きい。
渋いブルースを聞こうと思い、最初にT・ボーン・ウォーカーから入ると「あれ?」ってなるかもしれないが、もちろん渋いブルースも入っているし、ブルース、ジャズ、R&B、ジャンプ、ジャイヴ色々な黒人音楽の要素が詰まったこのCDを「ブルース」という枠に囚われずに、先入観無しに聞いてほしい。
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