『モダン・ブルース・ギターの父/T・ボーン・ウォーカー』エレキ・ギターを駆使したブルース・エンターテイナー!

IMG_8389戦前ブルースって差別された黒人による悲しい音楽なのに、凄く力強く生命力あふれている。
元々はメディスン・ショーの旅芸人などで活躍してたブルースマンもいるし、ショーマンシップに長けたブルースマンもいるし、このブルースという音楽、特に戦前ブルースはボーカルとギターのコール&レスポンスで成り立ち、アフリカン・ルーツが一層際立ち、後のジャズやR&Bにも影響与えているが、この最中、1940年代にこれらの要素をより全面に出したブルース・ギタリストが、このT・ボーン・ウォーカーである。
このエンターテインメント溢れるブルース・ギタリストはエレキ・ブルース・ギタリストの第一人者であり、B.B.キングもこの流れにいるが、僕はブルースという枠ではなく、一般的にジャイヴと呼ばれるスリム・ゲイラードなんかに近い気がして、ゲイラードにもハマっている。
ギターを使用した黒人エンターテイナーとしてはアイク・ターナーやミッキー・ベイカーなども思い出すが、T・ボーンはボーカリストとしても一流で、歌い方はルイ・ジョーダンに最も影響を受けたと思う。
しかしながら、彼の魅力は、やはりエレキ・ギターという武器によるところが大きい。
渋いブルースを聞こうと思い、最初にT・ボーン・ウォーカーから入ると「あれ?」ってなるかもしれないが、もちろん渋いブルースも入っているし、ブルース、ジャズ、R&B、ジャンプ、ジャイヴ色々な黒人音楽の要素が詰まったこのCDを「ブルース」という枠に囚われずに、先入観無しに聞いてほしい。

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『ヒート・イズ・オン/アイズレー・ブラザーズ』1975年、来るべきエレクトロニック・ファンクの時代に向かった重要作。

IMG_8342ディープな戦前ブルースのCDばかり聞いていたので、たまにはスッキリ、さわやかな音楽をと思い、手に取ったのが、アイズレー・ブラザーズで、これでも充分ディープですが(笑)
軽快に繰り替えされるファンキーで硬派なビートの「ファイト・ザ・パワー」これが今の気分に最高です!
当時のディスコ・ファンクの先駆けのような延々と繰り替えされるヴォーカルとキーボード(クリス・ジャスパー)をはじめとするリズム隊のコール&レスポンス、まさに戦前ブルースが50年経って発展した姿がここにあります。
ロナルドのボーカルに絡む兄弟たちの煽るようなコーラスはゴスペル的でもあります。
このようなサウンドが現代のヒップホップでサンプリングされたりDJでプレイされたりと、さらなる次の世代まで生き続けています。
ブルース誕生から100年以上、ルーツであるアフリカの血が現代まで延々と続いているのです。
これ以前ロッキン・ファンク的だったアイズレーですが、この1975年作品はクリス・ジャスパーのキーボードがメインで、アーニー・アイズレーがタイトなドラムを叩き、来るべきエレクトロニック・ファンクを感じせます。
この硬質なファンクにアーニー・アイズレーのジミヘン流ギターが凄く活きます。
得意なバラードも、キャロル・キングやシールズ&クロフツのカバーなど、白人ポップスのカバー等のフォーキー・ソウルな感じから、後の「ビトゥイーン・ザ・シーツ」ふうのまろやかなメロウなサウンドに変わってきています。
このCDではボーナス・トラックとして「ファイト・ザ・パワー」のライヴ・バージョンが収録されており、忘れもしない1998年の福岡の来日公演も、確かこんな感じで、客と大盛り上がって終わったような気がしますが、最後の曲は「ツイスト&シャウト」だったような。

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『モントレー・ポップ・フェスティバル』1967年におけるロックの才能を集めた恐るべきルー・アドラーの手腕。

IMG_8317最近聞いてたスウィング・ジャズやら、サヴォイ・ボール・ルームやコットン・クラブでのR&B楽団にジャズ楽団など、ブームが起こる際は、仕掛け人やら商売人が関わっていることを改めて実感し、自分も主催イベントやったことで、裏方の重要さを認識したところでしたが、今日、お客さんが視聴コーナーで、ルー・アドラー主催の「モントレー・ポップ・フェスティバル」を聞いてたのですが、1967年、それまで手がけていたジャン&ディーンなどのサーフィン・ミュージックから、いきなりフラワー・ムーヴメントのメンバーを抜け目なく集めたアドラーの存在は、そんじょそこらのロック・シンガーなんかより、ずっとスケールのデカさ、大物感が漂います。

ジャニス・ジョプリン、ジミ・ヘンドリックス、オーティス・レディング、サイモン&ガーファンクル、クイックシルヴァー・メッセンジャー・サーヴィス、バターフィールド・ブルース・バンド、バーズ、ローラ・ニーロ、ジェファーソン・エアプレイン、アソシエイション、バッファロー・スプリングフィールド、グレイトフル・デッド、ザ・フー、ママス&パパス、アニマルズ、etc、よくぞここまで集めたものです。

最近聞いてるカントリー・ブルースやデルタ・ブルースなど才能がここぞとばかり集中して集まる時期があるのですが、西海岸をメインにした1967年、ここまで中心的なロック・バンドやロック・ミュージシャンをずらり揃えた「モントレー・ポップ・フェスティバル」、いわば、チャーリー・パットン、ブラインド・レモン・ジェファーソン、ブラインド・ブレイク、サン・ハウス、ブラインド・ウィリー・マクテル、スキップ・ジェイムス、ロバート・ジョンソンなんかを一堂に集めたようなもので、そのアドラーのプロデュース能力と人間力、恐るべきです。

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『The Rough Guide To Country Blues Vol.1&2』〜戦前のカントリー・ブルースのブルースマンが、この2枚のCDで49人登場!

IMG_8313僕が小さいころ「ウルトラマン怪獣大百科」とか「プロレス大百科」とか読んで、見たことのない怪獣や外国人レスラーに思いを馳せた気持ちにさせる、戦前のカントリー・ブルースのブルースマンがこの2枚のCDで49人登場する。
それと昨年、お亡くなりになられた小出斉さんの「ブルースCDガイド・ブック」の戦前ブルースの項と、昨年の12月に発売された「ブルース&ソウル・レコーズno.180 特集 戦前ブルースの世界」を読むと、そこには幼少の頃見たウルトラ怪獣や、凶悪レスラーのような感じでブルースマンが載っていて(失礼、良い意味で)、とても楽しい。
それぞれのブルースマンの個性、出身地、時代、スタイルなど、まさに音楽界の怪獣・怪人が集まっている。

ブルースの本質はもちろん、当時の深刻な黒人差別の問題など社会と切り離すことはできないが、流れてくる音楽だけを取り上げて、難しいことは考えずに、ブルースをとりあえず浴びるように聞いている。

アメリカの田舎で演奏されたこれらの音楽は、1920年代当時、都会で流れていたフレッチャー・ヘンダーソン、ルイ・アームストロング、キング・オリヴァー、ジョニー・ドッズなどのジャズ・ミュージシャンにどれほど影響を与えていたのかは分からないが、彼らジャズ・ミュージシャンがベッシー・スミスやママ・レイニーなどのバックで演奏ができたのは、やはり、同じ黒人であり、ブルース魂があったからこそであり、その後、これらのジャズ楽団がR&Bやモダン・ジャズを形成していくうえで、無くてはならないものであり、その先にある現代のロック、ジャズ、ヒップホップ、ソウルなどに脈々と流れている。
だからこそ、そのブルースが抜け落ちてる現代のロックになかなかハマれない。
もちろん現代でも無意識にブルースがあるバンドやミュージシャン、ブルースだけでない何かしらの優れた音楽的要素で、面白い音楽を作り出しているが、その数が少なくなってるのは時代であり、ビートルズ以降の音楽がメインの現在では致したがない。

それぞれの好みだが、2025年に出された新譜のレコードと、1920~30年代に録音されたカントリー・ブルース、今まであまり熱心に聞いていなかった音楽が、サブスクでどっちも聞けるとなると、僕はカントリー・ブルースを選んでいます。
もちろん、現代のR&Bやヒップホップ、ロック、DTMなどに面白いものがあれば、そちらに飛びつくこともありえます。
とりあえず、私は今カントリー・ブルースに初期衝動を感じています!
あっ!今回は「今日の一枚」ではなく「今日の二枚」だった(笑)

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『RCAブルースの古典』〜ブルースからロックへの道、1920年代から1950年代のブルース研究のためのCDや書籍を紹介。

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ブルースからロックへの道

1920年代から1950年代の「ジャズからR&B〜ロックへの道」の研究もひとまず終わり、続いて「ブルースからロックへの道」の研究に入る予定ですが、とりあえず、個々のミュージシャンのCDは沢山もってまして、それを聞くのもありなのですが、カントリー・ブルース、デルタ・ブルース、シカゴ・ブルースなどはシングル・レコードがメインであり、またこれらの単体ミュージシャンの曲をずっと聞くのもさすがにキツく、オムニバスCDを揃えることにしました。
オムニバスやサブスクのミックス・リストが良いのは、それぞれの歌手の個性が見えてくるところ。
今回YouTubeの「戦前ブルース・ミックス」でロバート・ジョンソンがロック・ミュージシャン、エリック・クラプトンやローリング・ストーンズに影響を与えたかが本当に良く分かりました。

揃えたブルースのCDや書籍を紹介致します

とりあえず、今手元にある戦前ブルースからB.B.キングやチェス・レコードなどまでのエレクトリック・ブルース初期までを網羅できるCDや書籍です。

CD
「The Rough Guide to Country Blues」
「The Rough Guide To Unsung Heroes Of Country Blues Vol. 2」
「The Essential Recordings Of Mississippi Delta Blues」
「RCAブルースの古典」
「シカゴ・ブルースの25年」
「Hoochie Coochie Man the Chess Story」
「Electric Blues」

書籍
「ザ・ブルース・ブック vol.2/ローレンス コーン」
「ブルース&ソウルレコーズ 2024年12月号 No.180 戦前ブルースの世界」
「黒人ブルースの現代/三井徹」
「ロックに棲むブルース/ピーター・ギュラルニック」
「ブルースCDガイド・ブック/小出斉」

何よりもカントリー・ブルースとデルタ・ブルースにハマっているので、しばらくはこの辺で。
先日まで、1920年から30年代の「都会」の黒人ジャズ楽団、発展していったR&Bの楽団を、徹底して聞き込んでいたので、同時代に「田舎」でやってるブルース・マンたちが、これらのジャズやR&B楽団と同じレベルで、たった「ひとり」でやってる驚き、リズム感、ギターの技術、ボーカルの上手さ、天才、化け物じゃないかと思います。
彼らたちの素朴なブルースが、どのように発展していき、どのような社会的立場で、どのような売れ方をして、ロックンロールに影響を与えていったのか、今後、とても楽しみです。

ぜひ、ブルース、ジャズ、R&B好きな方、レコードやCDを買いに、売りに来て、お話しましょう!

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『メモリーズ~‘68 カムバック・スペシャル/エルヴィス・プレスリー』〜元祖アンプラグド的な『シットダウン・ショー』の魅力。

IMG_82471月12日の当店の20周年イベントで、急遽プロのギタリストと弾き語りで、エルヴィス・プレスリーの「明日への願い」を歌うこととなり「歌ったらどう?」という誘いを受けた際、恥をかきたくないプレッシャーと、絶対、酒が入ったら歌いたくなる気持ちの間で、毎日がプレッシャー(笑)そんなこんなで、毎日聴いてるCDがこの「NBC-TVスペシャル」です。
昔はボーンズ・ハウのソウルフルで派手なアレンジによる「スタンドアップ・ショー」の方が好きでしたが、だんだんと聴いていくうちに旧友たちとのアンプラグド的な「シットダウン・ショー」の渋さに惹かれています。
ザ・バンドのロビー・ロバートソンも先日公開されたNetflixの「リターン・オブ・ザ・キング: エルヴィス・プレスリー」において、サン時代の「お前が欲しくて」に感動したり(実際のテレビ番組では放映されていないので、DVDやCDで観たのだろうか?)、個人的には、これも放映されてはいないが、YouTubeやDVDで観れる「ベイビー・ホワット・ユー・ウォント・ミー・トゥ・ドゥ」のリハーサル。
ギターを弾きまくるエルヴィスの渋格好良さ、これが最高である。
足を踏み鳴らし、叫び、ニヤけながら、歌は最小限だが、旧友たちと掛け合い、これがプレスリー最後で最高のブルースではないか?
この曲は写真にあげた2枚組の「メモリーズ~‘68 カムバック・スペシャル」のディスク2に収録されている。
ちなみに「お前が欲しくて」もこの2枚組には収録されています。
この2枚目はファースト・シット・ダウン・ショーで、以前、出てたCD「タイガー・マン」はセカンド・シット・ダウン・ショーを収録している。
「タイガー・マン」持ってたけ?探してみよう、再度購入して実はあった「コレクターあるある」にならないよう(笑)
Wikipediaでによると、かの音楽評論家グリル・マーカスも著書「ミステリー・トレイン」で「彼の音楽の歴史上最高の作品だ。もし血を流す音楽があるとするなら間違いなくそれはこの作品のことである」と述べている。
名著「ミステリー・トレイン」欲しいけど、中古でも高いです。
4枚組の「68カムバック・スペシャル・ボックス~40周年記念エディション」も欲しいですが、DVDの3枚組デラックス・エディション持ってるし、今日は雪が積もってるので、DVDを自宅鑑賞しようかと思います。

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『クリスマス・アルバム/ビーチ・ボーイズ』~アメリカを代表するロック・バンドだと自負しているかのような作品。

IMG_8191やはりこの陽気で能天気なクリスマス・アルバムを聴くと、乾いたロックンロールの軽みと、西海岸の美しい景色が見えてきて、ヨーロッパのロック・グループでは作れないだろうなぁと思ってしまいます。
「ペット・サウンズ」に模倣はいっぱいいるけど「クリスマス・アルバム」は作らない、作ってしまい良作となるビーチ・ボーイズはアメリカを代表するロック・バンドだと自負しているかのようです。
ハル・ブレインのドラムが華やかなサウンドの中でも力強く、かつて山下達郎が「私の好きなクリスマス・アルバムはビーチ・ボーイズ、ベンチャーズ、フィル・スペクターで、フォー・シーズンズのクリスマス・アルバムはロックンロールではないので入らない」みたいな趣向で話してたと思います。

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『エレクトリック・ブルース』~ロックに直接的に影響を与えたブルースとは何か。

IMG_8182来年、2025年1月12日に福岡のジューク・ジョイントで、ロックが生まれる経緯をCDをかけながらレクチャーする、当店20周年イベントをやる予定だが、1920年頃からの色々な音楽を聴いたり文献を読んだりしているものの、はっきりとしたロックが生まれる経緯は掴めず、結局、アフリカ音楽、ジャズ、ブルース、ゴスペル、R&B、ブギウギ、ラグタイム、カントリー、アイルランド音楽…etc、これらのジャンルが多方面から発展していって、結果としてエルヴィス・プレスリーや、その他のロックンローラーが生まれたとしか答えが見つからず、もちろん、あらゆる文化が、一つの流れで生まれるなど、人間の成り立ちから紀元前の四大文明などを顧みても無い訳で、ロックも同じく、あらゆる方面から成るようにして成り、生まれたものである。

今回のイベントではジャズをメインにロックンロールの成り立ちを話し、音楽をかける予定ですが、1920年最初の黒人ブルースのレコードでもあるマミー・スミスや、最も売れた女性ブルース・シンガーであるベッシー・スミスなどのバックの演奏はルイ・アームストロングなどジャズの連中で、パパ・チャーリー・ジャクスンやビッグ・ジョー・ウィリアムスなど男性ブルースマンも含め、ミンストレル・ショーやメディスン・ショウなどで活躍した芸人一座の人気者たちが録音されてたわけで、所謂、南部の有名な戦前ブルース奏者であるチャーリー・パットン、サン・ハウス、ロバート・ジョンソンなどは黒人コミュニティのみでの人気だったと思う。
ブルースが白人民衆に届くまで強いインパクトを与えたのは、それまでのジャズのビッグ・バンドを母体にしたシャウトするR&B歌手やホンカー(サックス等の管楽器をブロウするR&B)のようなパワフルさと同等のエレクトリック・ギターでR&Bのようなブルースを弾き歌う人たち、B.B.キングやT-ボーン・ウォーカー、マディ・ウォーターズなどの所謂モダン・ブルースと呼ばれる連中だと今のところ考えている。

ジャズからのR&Bからのロックの道を話していく上で、「じゃあブルースは?」と質問されことを念頭に、今日はこの2枚組のCDを聞いている。

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『フランス~フランス中部地方のコルヌミューズ』~バグパイプによる自然に木霊する前衛ジャズのような響き。

IMG_8141フランスのバグパイプ「コルヌミューズ」のデュオによるアルバムです。
ロックンロールの成り立ちを研究していた時に、ランダムにアイルランド音楽を流していたら、このコルヌミューズの音に耳が止まりました。
コルヌミューズの名手ジャン・ブランシャールとエリック・モンベルの二人がフランス中部の伝統曲をユニゾンに、アンサンブルに、それに時折、パーカッションやピアノなどを加えて演奏しています。
フランス中部の音楽はミュゼットが代表的ですが、アコーディオンなどが一般的に使用されることが多いこの手の音楽をバグパイプでやってる感じです。
バグパイプのサウンドって楽隊で大人数で行進しながら演奏するイメージですが、この二人組は小気味の良い演奏ですし、バグパイプの発祥の地でもある中近東のようなサウンドでもあり、バグパイプを使って遊んでるオーネット・コールマンを聞いてる感じです。
小粋なミュゼットを期待するより、音の響きが幽玄的であるバグパイプは、自然に木霊する前衛ジャズように聞こえます。
今まで聞いたことないような面白い音楽を聴きたい人にとってはオススメの一枚です。

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『ザ・ベリー・ベスト・オブ・ジョー・ターナー/ビッグ・ジョー・ターナー』~CDの魅力を最大限に発揮する1940年代R&B。

IMG_8115今日は雨が降ってるので、大音量でCDが聞ける。
ビッグ・ジョー・ターナーである。
ジャンプ・バンド出身である彼のR&Bのビートは強力で、今聞いてるのは2枚組ベストで詳しいことは分からない、何故かというなら、お客さんがいないので、踊っていたから(笑)
R&B、ジャンプ・バンドは躍らせるための音楽なので、その録音が戦前であって音が悪くても、歌やメッセージありきの音楽や、今の洗練された音以上に、肉体的であり、アシッドである。
コレクションのために、これらの高額のオリジナル盤のレコード集めるのもいいが、格安でリマスターされ、大音量で聞けるのがCDの魅力だ!

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