来年、2025年1月12日に福岡のジューク・ジョイントで、ロックが生まれる経緯をCDをかけながらレクチャーする、当店20周年イベントをやる予定だが、1920年頃からの色々な音楽を聴いたり文献を読んだりしているものの、はっきりとしたロックが生まれる経緯は掴めず、結局、アフリカ音楽、ジャズ、ブルース、ゴスペル、R&B、ブギウギ、ラグタイム、カントリー、アイルランド音楽…etc、これらのジャンルが多方面から発展していって、結果としてエルヴィス・プレスリーや、その他のロックンローラーが生まれたとしか答えが見つからず、もちろん、あらゆる文化が、一つの流れで生まれるなど、人間の成り立ちから紀元前の四大文明などを顧みても無い訳で、ロックも同じく、あらゆる方面から成るようにして成り、生まれたものである。
今回のイベントではジャズをメインにロックンロールの成り立ちを話し、音楽をかける予定ですが、1920年最初の黒人ブルースのレコードでもあるマミー・スミスや、最も売れた女性ブルース・シンガーであるベッシー・スミスなどのバックの演奏はルイ・アームストロングなどジャズの連中で、パパ・チャーリー・ジャクスンやビッグ・ジョー・ウィリアムスなど男性ブルースマンも含め、ミンストレル・ショーやメディスン・ショウなどで活躍した芸人一座の人気者たちが録音されてたわけで、所謂、南部の有名な戦前ブルース奏者であるチャーリー・パットン、サン・ハウス、ロバート・ジョンソンなどは黒人コミュニティのみでの人気だったと思う。
ブルースが白人民衆に届くまで強いインパクトを与えたのは、それまでのジャズのビッグ・バンドを母体にしたシャウトするR&B歌手やホンカー(サックス等の管楽器をブロウするR&B)のようなパワフルさと同等のエレクトリック・ギターでR&Bのようなブルースを弾き歌う人たち、B.B.キングやT-ボーン・ウォーカー、マディ・ウォーターズなどの所謂モダン・ブルースと呼ばれる連中だと今のところ考えている。
ジャズからのR&Bからのロックの道を話していく上で、「じゃあブルースは?」と質問されことを念頭に、今日はこの2枚組のCDを聞いている。
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