ディープな戦前ブルースのCDばかり聞いていたので、たまにはスッキリ、さわやかな音楽をと思い、手に取ったのが、アイズレー・ブラザーズで、これでも充分ディープですが(笑)
軽快に繰り替えされるファンキーで硬派なビートの「ファイト・ザ・パワー」これが今の気分に最高です!
当時のディスコ・ファンクの先駆けのような延々と繰り替えされるヴォーカルとキーボード(クリス・ジャスパー)をはじめとするリズム隊のコール&レスポンス、まさに戦前ブルースが50年経って発展した姿がここにあります。
ロナルドのボーカルに絡む兄弟たちの煽るようなコーラスはゴスペル的でもあります。
このようなサウンドが現代のヒップホップでサンプリングされたりDJでプレイされたりと、さらなる次の世代まで生き続けています。
ブルース誕生から100年以上、ルーツであるアフリカの血が現代まで延々と続いているのです。
これ以前ロッキン・ファンク的だったアイズレーですが、この1975年作品はクリス・ジャスパーのキーボードがメインで、アーニー・アイズレーがタイトなドラムを叩き、来るべきエレクトロニック・ファンクを感じせます。
この硬質なファンクにアーニー・アイズレーのジミヘン流ギターが凄く活きます。
得意なバラードも、キャロル・キングやシールズ&クロフツのカバーなど、白人ポップスのカバー等のフォーキー・ソウルな感じから、後の「ビトゥイーン・ザ・シーツ」ふうのまろやかなメロウなサウンドに変わってきています。
このCDではボーナス・トラックとして「ファイト・ザ・パワー」のライヴ・バージョンが収録されており、忘れもしない1998年の福岡の来日公演も、確かこんな感じで、客と大盛り上がって終わったような気がしますが、最後の曲は「ツイスト&シャウト」だったような。
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