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再びフィル・スペクターです。
どうしても彼の音の壁を聞いてしまうとハマってしまう。
それだけ、色々なポップスやロックの秘密が詰まってるサウンドで、
解剖したくなります。大滝詠一しかり。
今回もベンチャーズにハマって聞いていたら、
スペクター・スタッフが関わっている「ピンと針」のカバー、
モズライトのギターからのラモーンズ、
色々とフィル・スペクターと繋がっていき、
さらにはビートルズまで関わっていくと、
ますますフィルのサウンドに興味が湧き、
レコードやCDを探したくなります。
今回サムネを作ってみたのですが、
ジャケットをコラージュ的に並べてみると、
とてもバランスがよくて、
フィルを中心にビートルズ、ジョン、ジョージ、
ローリング・ストーンズ、ベンチャーズ、
ナンシー・シナトラ、ラモーンズ、ジャッキー・デシャノン、
ライチャス・ブラザーズ、そしてジャック・ニッチェと、
いかにフィルが1960-1970年代のロックやポップスに影響を与えたかが分かります。
ここからさらに辿るとローリング・ストーンズのRCA録音のエンジニアであるデイヴ・ハッシンジャーは、
ジェファーソン・エアプレインやグレイトフル・デッドなどを手がけ、
西海岸の畝るサイケ音との繋がりも出てきます。
またサーフィン〜フォーク・ロック〜フラワー・ムーヴメンントとフィルと同様、
西海岸ロックの立役者であるルー・アドラーは、
「モンタレー・ポップ・フェスティバル」にて、
ジェファーソンやデッド、ジャニス・ジョプリン、ジミヘン、
クイックシルバー・メッセンジャー・サービスなど出演させ、ここにまで繋がっていく。
ライチャス・ブラザーズなどの後期フィルのアレンジを手がけたジーン・ペイジなんて調べていったら、
モータウンやらバリー・ホワイト、果ては竹内まりやまで行ってしまいます。
ジャズだとセッションに参加していたギタリスト、バーニー・ケッセル、アル・ケイシーなども
レッキング・クルーのメンバーとしてフィルの録音に参加しています。
もうきりがないので、この辺はレコードやCDを直接聞いて、何かを感じ取ってください。
そんな中で異色なのがラモーンズ。
さらに1990年代にはお蔵入りとなりましたがセリーヌ・ディオンと、
1980年代、90年代、何度も復活のチャンスはありましたが、
僕がこの辺の音楽を熱心に聴き始めた1990年代初頭には、
完全に過去の人となってしまってました。
そして2000年代、あの事件、
フィルは21世紀になって、ビートルズ絡みで、世に出るチャンスはあったと思います。
しかしながらコロナ禍の中、感染してしまい、獄中で最後を迎えてしまいました。
最悪の人生を送った人間が、最高の音楽を作ってしまうのは何とも皮肉です。
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