「ジャズの中のブルース、1928年のルイ・アームストロング」福岡のジャズ、ブルース、R&B、ロックのレコード、CD買取致します。

福岡にある中古レコード店アッサンブラージュの店長です。
最近、私生活で色々あって、顔が疲れて、体重増加もあり、浮腫んでいでます。
ジャズのレコードの買取なんかあったら、すっきりできるかも(笑)

R&Bやロックンロール以前のジャズ

このように最近ジャズのレコードやCDの買取が少ないのもありまして、なんとかYouTubeでジャズを取り上げたかったのですが、興味があるのはR&Bやロックンロールばかりでしたので、ルイ・ジョーダンやライオネル・ハンプトンを聞いて話していました。
そこで疑問に湧いたのが、ジャズを源流としたこの黒い音楽はどこから来たのかを知るために、また、なぜ少人数でやったルイ・アームストロングは、なぜR&Bでなくジャズなのかを知りたくてルイ・アームストロングを始め、20世紀初頭からのYouTubeで聴けるポピュラー音楽を片っ端から流していたのですが、強烈な印象に残ったのが、やはりルイ・アームストロングの2曲でした。
それでは解説始めます。

ルイ・アームストロング必聴の2曲

YouTube更新しました。
今回は以前から取り上げたかったルイ・アームストロングです。
彼の功績はポピュラー・ミュージック界隈でしか評価されてないような気がして、彼がなぜジャズの王様として君臨したかをいかに解剖したくて、ずっと考えていましたが、この「ウエスト・エンド・ブルース」と「タイト・ライク・ディス」で、如何に彼が黒人としての音楽のアイディンティティにある美しいブルースを、今から約100年も前にジャズに昇華したかを解明できたため、今回取り上げました。
1928年、彼の少人数のバンドであるホット・ファイヴやホット・セブンで、フレッチャー・ヘンダーソン楽団などの大所帯バンドでは難しい「ブルース」をやれるスタイルを確立し、黒人が歌声で表現していたブルースを、トランペットという管楽器で表現したことにより、ジャズがブルースを初めて取り込めることに成功し、最も適した人物である天才トランペッターであるルイ・アームストロングが、ブルースマンの肉声と同じようにブルースの美学を究極に表現したのが、この1928年の2曲であります。

ルイ・アームストロングがジャズの王様たる所以

ルイは中村とうよう氏が語ってるいるように、考え抜かれた黒いサウンドを作り上げたコンダクターであるデューク・エリントンとは違い、所謂天然素材であります。
ジャズはこのまま、よりアーティスティックな世界へ突き進みます。
それは同じ楽器主体であるクラシックに対する黒人のアンチテーゼであるところが大きいかと思います。
ルイは天然だったため、あるいはその陽気なキャラもあり、そのアーティスティックなアンダーグラウンド、サブカルチャーの世界に行くことはなく、ボーカル曲である「この素晴らしき世界」「聖者の行進」などを歌い、なぜ彼が「ジャズの王様」であるかが分からず聞いてる人も多いかと思います。
今回取り上げた1928年の録音で、彼の王様たる所以が分かります。
ぜひ、お聞きください。

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